よりによって・・・ 民主党県連の選択
民主党県連が、来年の参院選選挙区候補に、高知市議の武内則男・県連幹事長を擁立することを決定したとのこと。武内氏と言えば、このブログでもかいたが、選挙対策など党内任務で、しばしば議会をサボタージュしてきた人物。
また、質問内容も、自民党と基本路線は変わらない民主党らしさとともに、市民の声、高知の実態からの質問ではなく、行政の説明を聞いているような話が多いと実感している。
介護保険については「不十分性がありながらも介護を必要とする高齢者においては,さまざまなサービスを受けることができるようになりました」、住民税の大幅アップが大問題となっている地方税制改定についても、国の基準にあわせるためしかたがないではなく、「社会保障制度改革等で現役世代に大きな負担がどんどんふえてきている中ですので,原案については賛成の立場」と積極的に肯定。障害者の生存権を奪う稀代の悪法についても「,障害者自立支援法が制定されるとともに,精神障害者の雇用拡大を目指した障害者雇用促進法改正などにより,身体,知的,精神の3障害共通施策の改善,拡充が図られています。」。そのほとんどが福祉・教育の国の責任を規定した国庫補助負担金についても、「補助金を廃止」という民主党の方針を忠実に語っている。道州制、農業、林業とまだまだあるが・・・
土佐橋の高架歩道では、「基本姿勢は崩してもらっては困る」と推進を執行部に迫ったり、ゴミ有料化も必ずしも反対でない、とのべたり。当然、不祥事問題の背景となった不公正な行政、同和行政のゆがみにきりこむことは、支持勢力の関係から皆無である。(市議会のホームページで確認できます。)
立場は違ってもあっぱれという人物もいるが、今回は、「よりによって」というのが率直な感想である。
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