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野球版WC開催の危機

 3月に米国などで行われる野球版ワールドカップ「ワールド・ベースボール・クラシック」」の開催がピンチとなった、と報じられています。原因は、国際野球連盟に加盟するキューバの参加をアメリカが拒否したことに端を発する。大会参加国に分担金が払われるのが、キューバ経済封鎖に方針に反するとの理由。
 しかし、 アメリカの経済封鎖はキューバの体制転換を公然と目的に掲げており、キューバの民族自決権を踏みにじる国際法違反の内政干渉です。政権が気にいらないかと言って、人口わずか1100万人の島国を40年以上にわたって封鎖し、貿易も交流もさせないし、経済交流した第三国にも制裁を加えるという傲慢な「政策」です。
 国際世論は明確にノーを突きつけています。昨年11月8日の国連総会は、キューバ経済封鎖をただちに解除するよう求める決議を182カ国の賛成で採択しました。反対は米国とイスラエル、マーシャル諸島、パラオの4カ国。しかも、14年も連続で採択されています。
 国際野球連盟のアルド・ノタリ会長は「同大会にキューバが参加できない場合、IBAFは加盟国に大会への不参加を命じるかもしれない」「政治や人種、宗教に基づく差別は受け入れられない」「五輪精神を尊重しない大会を認めることはできない」ときびしく批判したのも、こういう世界の声があるからです。
 しかも、キューバは、分担金をハリケーン被害救済に寄付するというのに・・・・。
キューバもハリケーン被害にあったる国。しかし、地域ごとの避難とかかりつけ医の存在で死者はゼロ、被災後の家具などの買い換えも政府の補助があり、わずかなお金で、生活が再建されている。
 キューバ参加問題は、超大国アメリカ外交の孤立、格差社会による自然災害への無策を、あらためて浮き彫りにしている。
 

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