不祥事とその責任
以前から違和感のあることですが、職員の飲酒運転などで、なぜ首長が毎回毎回謝るのか。どの組織、社会にもルールを守れない人はいる。だから法がある。監督責任というが、相手は子どもではない。なにもかも謝ったらいいというのには違和感を覚える。個人の不祥事と、組織としての歪みとをわけて考えないと、要をついた問題提起にならない。
高知市の問題は、松尾前市政にうまれた、大型事業とか、イベント重視などの体質、特定市民や、同和でのゆがみなどトップダウンでモラルハザードを陥った組織をどう立て直すかにある。そこは、変化がうまれている。本物かどうか。改革への様々な力も働いており、何をとことん厳しく追及するか、大事な局面にきている。
車上あらしで、保育士の手帳が盗まれ、個人情報が漏えいした、という報道があったが、これも違和感がある。不必要な持ち出しは問題たが、教師や保育士が、5時15分の勤務時間を終えても、様々な対応をする必要があるから、名簿を持ち、保護者に連絡をとり、いい教育、保育のために努力していたのだと思う。わたしの知り合いは、総じてそんなタイプが多い。 攻められるべきは、車上あらしの犯人であって、勤務時間を終えても保護者、子どもに対応しようとする保育士、教師を、連絡先を持っていたからと攻めるなら、みんな「職場のことは職場で、勤務時間が終えれば知りません」という流れを生まないだろうか。勤務が終えても、子ども心を寄せ、保護者に連絡をとる教師、保育士を応援したいと思う。一番楽な解決方法は、勤務時間をすぎたら、「知りません」という対応である。
改革の道筋がまちがってなかったら、それですすんだらいい。個人的な不祥事はどこにでもある。なんでも、叩けばいいというものではない、と思っている。個人の問題か、組織的なゆがみか・・・ 見極めることがもとめられていると思う。それにしても、高知市政では、厳しい筆を走らせる地元紙は、春野の秋山墓地の問題、町営墓地として集めた数千万円が使途がわからず、住民が立ち上がってることは、ひとつも報道しない。
そういうバイアスがあるということも見ないといけない。
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この問題は報道に問題あり
マスコミは何様と思って折るのでしょうか
保育しにはなにも悪いことはないではないか
車上あらしを徹底的に裁くことだ、
逮捕しろ
Posted by: やまもも | January 31, 2006 09:21 PM