豪雪と2つのまち
記録的な豪雪。マスコミに頻繁にででくる新潟県津南町と長野県栄村は、地方自治に関心を持つ者の間では有名な自治体である。共に合併をせず、住民と共同で自立のまちづくりをすすめている。栄村は、住民がヘルパー資格をとり、近所でささえあう下駄履きヘルパー制度や、国の補助事業でなく、地域の状況にあった田なおし、道なおし事業、社会教育の地道なつみかさねなど地元の資源を最大限生かすことに挑戦している。津南町は、全職員が参加し、住民も参加し、事務事業をすべて見直し、無駄を省きより必要なサービスは向上ははかり、単なるリストラでないまちの総合計画をつくっている。津南町のかなり分厚い報告書が手元にあるが、住民と職員の英知が結集されている。
もし、このまちが合併していて役場がなくなっていたら・・・ 被害は甚大であったろうと思う。最後まで公の役割を果たそうとする役場の職員の力はすごいものがある。ここは光をあててもらいたい。
とにかく、これ以上、被害が広がらないことを祈るばかりである。
これらの雪が、雪解け水となり、都市の飲料水、電気をつくる力などになっている、心を癒す素敵な景観をつくっていることにも想像力を広げたいと思う。
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