メディア・リテラシー
昨日、安田純平さんの講演会に参加しました。一味違ったというか、「報道されてないが、イラクはこんなに悲惨」というのがメインでなく、イラクに関する情報が、如何に選択され、本質でないことが、本質として描かれているから、受け取る側が、そう思って受けとらないといけないという、イラクを題材にした日本の政治へのメッセージでした。総選挙の郵政一本化問題、中東地域の親日観をこわす米国追従の話、共謀罪の話など・・・ 多岐にわたりました。
そのことに関連して・・・
26日、座間で11000人が集まった米軍司令部移転阻止の大集会がありました。逗子市長からのメッセージの紹介され、原子力空母配置に反対する横須賀市民の会、韓国の青年の韓国での基地拡張反対運動の報告もありました。しかし、どれだけのメディアが報道したでしょうか? わが組織の志位和夫委員長が情勢報告したからでしょぅか。ほどんどが無視しています。
九条の会の動きはほとんど報道しないが、改憲の動きは報道する・・・ これが日本のマスコミです。
県議会、市議会に関しても、私たちか追及しても報道しないが、オンブズマンが申し入れをすると報道する・・・それの歪みが今回の特定業者問題であらわれました。特定業者はオンブズマンのメンバーでした。オンブズマンも利用され、マスコミもそれに乗っかったのです。
「政党だから報道されない、敬遠された」という人がいますが、私たちは、基本的にボランティア組織です。政党助成金という税金も受け取っていませんし、企業や団体からの献金もぐるみ支援も受けていません。要求を実現しようとすれば、法や条例をつくる議会に人を送らないといけない(それが労働者の政党のはじまり)ということで、少人数で始まった運動です。
至らなさも日々感じながら、また、組織化がすすむと官僚化が進むことも自戒しながらですが・・・ 「体制」「権力」とのたたかいというのは、マスコミの無視、「既成政党と市民運動」という表現などの分断策動など、多様な形態の攻撃とのたたかいを含んでいると感じています。それにしても、安田さんが提起したメディア・リテラシーというのは深い課題です。
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11月26日「安田純平さん講演会」が高知市高新文化ホールで開催されました。220人の市民が参加され盛況でした。
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