駅前・複合施設②
駅前・複合施設について、分解して考えると・・・・
文化ホールは、人口減のもと現在の1500席を埋める企画は少ない。利用団体は、キャパシティが増え、PFIとかで運営されれば、使用料が高くなるのでは、という危惧の声を聞きます。なにより、2000人もの観客が一度に帰路につくにはいかにも不便な構造です。
女子大はどうか。今の土地を売ったら、池に移転して新築してもおつりがくる。県立大学でも、社会科学系の扱いが議論になっています。しかし少子化の影響で、社会科学系は、経済的になりたつことは難しく、中四国でも一部の大学でしか生き残れないだろうと言われています。 女子大という特性で全国的にも評価の高い女子大は、女子大として磨きをかけ、社会科学系 は、地域経済や地方自治など、住民力を生かす上で核となるもので、短大が担ってきた役割は、サテライト教室も含め、更に底辺をひろげ、高知のまちづくりについて専門性を蓄積し発信する場所とする必要があるのではと、現時点では、考えています。昼夜開講にするのか、とか形態はいろいろあるでしょうが・・・ 地域活性化の専門家をつくろうとしている幡多アカデミーのとりくみは、短大の行くべき方向を示しているようで、注目にあたいします。
こう考えていくと、駅前・複合施設というのは、無理のある計画ではないでしょうか。
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自民党憲法改正案では、「第95条:一の地方公共団体のみに適用される特別法は、法律の定めるところにより、その地方公共団体の住民の投票においてその過半数の同意を得なければ、国会は、これを制定することができない。」が削除されることとなっている。あれっと思って、ネットで検索すると、自民党の憲法改正プロジェクトチームの「論点整理(案)」平成16年6月10日 というのがあって、住民投票について、【また、住民投票の濫用防止規定についても更... [Read More]
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