防災と市町村合併
金沢での防災の学習会続きで・・・ 新潟中越地震、全村民避難した山古志村は、それでも職員が常駐して対応し、合併した今も、支所には49人の職員がいて対応している。一方、昭和の大合併で、山古志ではなく長岡市と合併した3つの集落は、報道にもでてくることなく、職員の常駐もなく、援助の点で、大きな格差がうまれていると、新潟の方から話をききました。
合併のモデルと一時言われた兵庫県の篠山市でも、吸収された今田町では、役場の職員が消防団をつくり、地地域の火事や災害に対応してたが、それが合併後3年で数人の支所になり、火事になっても消防車の到着に20分とかかかるようになったと商工会の方から話をききました。
自治体経営という財政論もありますが、市町村合併が、確実に地域の防災力を低下させていることも直視する必要があります。
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長岡市と合併、とりわけ旧山古志村の問題は、他の合併町村とは状況が異なります。
一つには、国の120億もの支援予算を持っての合併でも有り、また全村避難と言う事態で入村制限もあれば常駐職員隠しては、事務処理を含め住民の不満が出るでしょう。
私は地震以降の長岡(山古志)に2度行きましたし、仮設住宅にも3泊しましたので、仮設住宅の場所の不便さにも触れています。
その時の首長の判断で差が付いてしまった・・?
高知でも合併問題には、利害と利権に左右され、なかなか進みません。
これは、自治サービスの利便性に不安を感じる住民の意思や、それまで公共事業に頼った地域経済の在り方に問題が多いと感じます。
Posted by: 西やん | July 27, 2005 08:30 PM