My Photo

« ようやく雨が・・・ 想定外?内? | Main | 7月4日 独立宣言 »

世界に広がる靖国の実像

 先の大戦を「正義の戦争」、A級戦犯を「ぬれぎぬ」「開戦はアメリカ、中国の責任」と主張する日本版ネオ・ナチのセンターである靖国の実像が世界的に広がってきています。
 これまで、A級戦犯が合祀されているから、と問題になっていた水準から、明らかに変化しています。
全米最大の全国紙「USAトゥデー」、「ニューヨークタイムス」(ニューヨークには先の大戦でホロコーストの対象となったユダヤ人の米国内4割240万人が住む)、フランスの高級紙ルモンドが、「正しい戦争」「開戦の責任はアメリカ」という異常な主張の批判をたてつづけに報道しました。先の日韓首脳会議で、ノ・ムヒョン大統領は「靖国は過去の戦争を誇り、栄光のように展示していると聞く」と発言しました。国際的に認識が深まってきています。8月15日の日本軍国主義の敗戦記念日が近くなるにつれ、この問題はいっそう鋭くとわれるでしょう。
 「正しい戦争」という主張する靖国に、過去に侵略を行った国の首相が参拝することは、明らかに国際問題であって、「内政問題」でもないし、「国それぞれに歴史の解釈がある」という水準の問題ではありません。
 今は、インターネット等で情報を手に入れることができます。事実を、知る努力・責任が国民の側にも突きつけられています。「なぜ騙されたか」という反省を平和運動の柱にする必要があると常々思っています。

« ようやく雨が・・・ 想定外?内? | Main | 7月4日 独立宣言 »

平和・憲法問題」カテゴリの記事

Comments

>日本版ネオ・ナチのセンターである靖国<と言う行ですが、これは靖国に巣くう一部の人で、多くの参拝を行う戦没家族はそこまで考えていないのでは・・・?
私の母方の叔父(学徒出陣で南方にて戦死)も靖国に入っていまして、祖母は存命中には数年に1度は参拝していた様です。
A級戦犯を裁いた東京裁判についても、私なりには異論は有りますが、当時の日本の国情からすれば、国民裁判は不可能で有ったと考えますから これも致し方無しだったのでしょう!
数週間前にTVに東條氏の娘が出て、靖国論争の問題とA級戦犯分離埋葬に異論を唱えていましたが、A級戦犯の子孫としては「これも、これ」と言いたい気持ちは理解出来ますが、それ故の幕引きが出来ない現実を考えると、大変不快に感じました。
これだけ議論になっている今、東京裁判のやり直しシミュレーションなど行うのも面白いですね。

Post a comment

Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.

(Not displayed with comment.)

TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference 世界に広がる靖国の実像:

« ようやく雨が・・・ 想定外?内? | Main | 7月4日 独立宣言 »

January 2025
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
無料ブログはココログ