ビラを配布しただけで不当に逮捕、起訴、大規模な家宅捜査をする警察による弾圧事件が相次いでいます。
国家公務員法弾圧・堀越事件、東京・葛飾区のビラ配布弾圧事件、立川自衛隊官舎ビラ配布事件。それに加え、先日、杉並区で専門学校内でチラシを配りながら対話していた若者を警告もなしに逮捕、直接関係のない区議宅を家宅捜査。いずれも政府の行動を批判する日本共産党や市民団体の活動に対してです。何ヶ月も前から尾行し、張り込みするなど莫大な税金を使っていたことも公判であきらかになっています。
憲法改悪など戦争をする国づくりの一貫です。歴史は物語ります。
「共産党が弾圧された。私は共産党員ではないので黙っていた。社会党が弾圧された。私は社会党員ではないので黙っていた。組合や学校が閉鎖された。私は不安だったが、関係ないので黙っていた。教会が弾圧された。私は牧師なので立ち上がった。そのときはもう遅かった」
ナチスに抵抗したポーランドの牧師 マルチン・ニーメラ氏の言葉です。
4日に「おかしいぞ! 警察・検察・裁判所 メディアはなぜ追及できないのか」というシンポが開かれました。魚住昭、大谷昭宏、斎藤貴男、二木啓孝、森達也の各氏ら、ジャーナリストのよびかけです。不当逮捕、冤罪事件などで警察がメディアを利用し、マスコミも公安情報などをチェックせず、うのみにして報道する問題も議論されたそうです。
憲法12条「この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によって、これを保持しなければならない。」―― 民主主義が試されています。
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