守られないルール
高知市で、また「特定市民」問題が浮上します。詳しくは、21日の市議会で、岡田やすし議員がとりあげますが、
クレームをつけ、予定になかった塗装の仕事をまわさせ、しかも表に出さないために4つに分割して発注しているというもの。
高知市は、昨年9月に、「特定市民」問題の「反省」から、対応のマニュアルを強化したばかり。それが実行されてなかった。これとそっくりなのが観光課の横領事件。直前の事件の反省から補助金にかんする「取り扱い指針」を策定したその足元で「取り扱い指針」が実行されていなかった。いくらルールをつくっても、まもられない組織のあり方にメスをいれないと問題は再発するでしょう。
なぜ、こうなったか。前市長時代の負の遺産は大きい。前市長自身の「特定市民」とのつきあい、内部議論を無視したトップダウンの手法による人気取りの政策、批判的な職員をはずしていく恣意的な人事・… 上司が信頼できず、真面目にやるものがバカを見るというような組織に変質させ、モラルハザードが起こったからです。筋を通してがんばっている職員ほど「早くやめたい」と言う方が多い。
背景までふくめ、全容をあきらかにしウミを出さないといけない。安易な「謝罪と処分」ではすまされない。
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