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沖縄戦60年 消される住民虐殺

 23日は、沖縄戦終結60周年でした。このたたかいは軍隊は住民を守る為にあるのではないことを示したものでもありました。
 しかし、先の戦争を「正しい戦争」「アジア解放の戦争」とする極右勢力の大キャンペーンのもとで、教科書から「住民虐殺」の記述がなくなっています。昨年春の小学校の教科書検定では、99年には2社、01年には1社が触れていたものがなくなりました。また、今年春の中学校の教科書では、02年度では8社中5社が、「住民が日本軍にスパイの疑いをかけられ殺されたこと」を記述していましたが、2社に減っています。
 先日、読谷村が地道な史実掘り起こしに努力している姿が報道されました。それは体験者にとって過酷な作業の様子であることが伝わってきました。歴史を直視しないと教訓化されず、未来をあやまったものにすると思います。 従軍慰安婦(性奴隷)の記述の減少を喜ぶ文科大臣など、「戦争できる国づくり」へ、戦争の悲惨さ、愚かしさを抹消しようとする動きであり、憲法改悪と軌を一にする動きです。
 「人殺しはダメだか、国がやる戦争では殺さなくてはならない」・・・この矛盾を乗り越える為に、近代国家は、学校制度を導入したといわれてます。そして現代ではB級、C級映画、テレビゲームを使っての刷り込み。その効果か、アメリカ軍の調査では、二次大戦からイラク戦争までの間に、「ためらわず相手を殺す」という解答が10~15%から95%へと飛躍的に増えたとのこと。戦争をする勢力にとって、つねに戦争は「正しく」「美しく」「勇敢」で、相手は「鬼畜」「ならずもの」「悪魔」なのである。その視点で見ると、ことさら「反日、反日」と敵愾心を煽る政治家の言葉、報道も、裏があると思わなくてはならないと思う。
 

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