韓国歴史法の勇気
以前、韓国で歴史を直視する動きに触れたことがありますが、3日の韓国国会で「真実究明と和解のための歴史整理基本法」が可決されました。日本の侵略戦争の犠牲者だけでなく、戦後の独裁政権下でのスパイ事件でっちあげの犠牲者、左翼運動の弾圧された人たち、朝鮮戦争下の住民虐殺事件などが対象。同法は「韓国は恥ずかしい歴史を数限りなく繰り返してきた。反民族的、反民主的、反人権的な公権力の行使によってわい曲され、隠蔽された歴史を明らかにし、これを土台に国民の和解と統合を成し遂げる」と。勇気ある決断・… こういう流れがアジアで広がることを期待する。
日本では、戦争を美化する勢力が幅をきかせ、例えば従軍慰安婦も、公式文書があるのを隠蔽し、「民間がやったこと」とつい先ごろまで言い、公式の補償もせず、また、戦前の暗黒政治の弾圧の犠牲者には、謝罪も賠償もしてない。公式な名誉回復もしてない。
どちらが、歴史に耐えうる行動か、どちらが諸国民の信頼をかちとる行動か… 私は、日本が好きだからこそ、まっとうな姿になってほしいと、行動に参加している。
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>3日の韓国国会で「真実究明と和解のための歴
>史整理基本法」が可決されました。
>勇気ある決断・… こういう流れがアジアで広
>がることを期待する。
理解不足ですよ。
これはノムヒョン大統領が政敵である野党ハ
ンナラ党と代表の朴槿恵を追い落として、2007
年の大統領選挙と2008年の総選挙で勝利するた
めに作った法律です。
過去時点の政治情勢などを無視して、現在の
価値観で評価するなんていうことは許されるの
でしょうか。
それを民間の機関ではなく国がやるというこ
とに、今の韓国の全体主義的風潮を感じます。
靖国神社に見学しただけなのに長年つとめて
いた番組をおろされてしまうよな。
国が認定したことに口を挟めなくなるなんて
怖くありませんか。
Posted by: たらば | May 10, 2005 at 03:17 PM