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全部ナチのせい 外相の不見識

 町村外相が一貫して靖国の首相参拝を肯定し、アジア諸国が日本軍国主義から独立を勝ち取った歴史教育を「反日教育」と全否定しているのは、この人がいかに戦前からの継続をしてるかを物語っている。
 それを別にしても、ドイツの歴代政治指導が「古い『悪魔のヒトラー』の話に逃げ込んではいけない」とドイツ人自身の責任を問い、もっとも被害を与えた国の1つであるポーランドの間で共通の歴史教科書をつくり、いまなお戦犯の追及と強制労働の補償をしている事実に目をそむけ、町村外相は「ドイツではすべてナチのせいにできた」と述べ、ドイツ人の努力を蔑んで、自らが歴史を直視しない、不誠実で卑怯な態度を「合理化」する姿に、怒りとともに、人としての哀れささえ感じる。
 靖国神社を見たことがありますか? 大砲や戦闘機が飾られ、流されるビデオや展示は、さきの戦争を「アジア解放の戦争」「正義の戦争」というメッセージが色濃くある施設です。『多大な犠牲を与えたことを反省」している施設ではありません。
 今日、そこに自民、民主などの国会議員80人が、この最中に参拝した。ヒトラーの墓にドイツの国会議員が参拝したら、どう思うか。謝罪は言葉ではない。行動であり、それが相手に伝わってこそである。歴史を直視することが、戦後世代の戦争責任であり、真に未来に結びつく道と信じる。
 

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