JR事故と民営化
信じられないような事故。一瞬のうちに多くの人の人生が失い、狂わされました。悲しみはいかほどでしょうか。ご冥福を祈ります。
事故の原因は今後追求されるでしょうが、運転手が複数から1人に減らされ、給与が高いとベテランが解雇され、安全が効率化の名のもとに切り捨てられた。また、赤字地方線(宿毛の事故)は切り捨てられ、自治体のやっとの支援のもと、無理な運用で、病気あけの運転手が勤務、誰がが休むとローテーションが組めないぎりぎりでの運用… 民営化=市場での効率化は、「選択」を通じて働く、つまり事の起こったあとに判断される。「選択」の余地のない鉄道などの場合,事故がおきて、効率と安全性が検証される。
人の犠牲(悪いサービスを購入した人の不満、犠牲)のうえにたたないと、検証されないのが市場の原理。その判定のためには、あまりにも大きな犠牲。
乗客部門は黒字だった国鉄を解体し、ユニバーサルサービスを放棄し、利潤追求の手立てにしたことが、今回も宿毛の事故も根底にあると思う。
JRを見れば、郵政民営化の行く末が、わかるのでは…
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