自民改憲試案と「言葉」の意味
自民党新憲法起草委員会の憲法改正試案に「障害者への差別禁止」が書き込まれるようである。
ちょうど東京高裁で、「学生無年金障害者」の訴訟で、国の責任はなしという国の訴えを認めた許しがたい判決が出たところであるが、あらためてなるほどと思ったことがある。
政府が成立をねらっている障害者自立支援法案は、「受益者負担」の名のもとに、障害者からも「公平」に利用料の1割負担を導入しようとするものである。ハンデをカバーすることのどこが「益」なのかと怒りに耐えないが、自民党の「障害者への差別禁止」とは、こういう意味らしい。
環境権とかプライバシー権とか、耳障りのいい言葉をならべ、「改憲の必要性」を語る勢力が、巨大開発や盗聴法などで、それらを踏みにじっている張本人である。
改憲試案の本丸、九条「改正」では、自衛のための戦力や、国際平和のめの活動を書き込むとのことだが、古今東西、自衛のためでない戦力、軍隊の存在を私はしらない。アメリカのイラクへの先制攻撃も、アメリカの死活的利益を守る「自衛」行動の論理ですすめられている。 集団的自衛権の名で実施されたのはベトナム戦争であり、アフガニスタン侵略である。「戦争をするぞ」という宣言に他ならないと思う。
「言葉」の真の意味は、まったく別の内容をさしていることがよくある。事実の検証が不可欠と思う。
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