見直す勇気を 職員互助会
大阪市のヤミ給与、ヤミ退職金が大きな問題となりました。 高知の職員共済(県、高知市除く)でも、退職金の上乗せが互助会の制度で行われています。 「互助会に公金投入は許せない」という声があります。昨今の経済情勢を考えれば当然の感情ですが、制度、法的には議論の整理が必要です。
「厚生制度」としての互助会は、地方自治法で位置付けられています。つまり公金投入がありうるとの立場です。ただ、これは戦後の公務員の待遇が悪い時に人材確保の目的でつくられたもので、現在の社会情勢にふさわしいか、見直す勇気が必要です。また、必要なものは、条例化しなければなりません。そこがいいかげんなところが多々あります。
一方、ヤミ給与、ヤミ退職金は、「二重給与」にあたり、「職員の給与は条例による」という地方自治法からの違反です。即刻是正しなくてはなりません。
私が「見なおす勇気を」というのは、日本が公的領域が小さく、公務員が少ないことは客観的事実ですが、公的責任領域を切り縮める政府のやり方と対抗するためには、住民の側の団結が必要だからです。相手は「分断による統治」が常套手段です。一歩後退、二歩前進と行きたいものです。
この間、この問題の改善で土佐市の友人と取組んできました。先ほど、次の取組みの相談の電話があったところです。「県のイニシアが大事」で、意見が一致しています。
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